レーザーフェイシャルの1つである755nmの波長は、黒い色素に反応する力が強く赤みの原因であるヘモグロビンにも反応します。 もう1つの1064nmの波長は赤み（血管）・メラニン・水分に均等に反応します。 色素への反応は波長により大きな差がありますが、もう一つ重要なことは波長によって肌への浸透度合いが異なってくる点です。 755nmは532nmの波長に比較して肌の奥まで浸透しますが、1064nm程深くには届きません。
532nmの波長のレーザーは表面の治療には適していますが、ある程度の深さまでしかカバーできません。 そのため、755nmの波長を使用して肌真皮上層までの色素を分解していきます。また、肌のコラーゲンを増やすのにかかわる細胞は肌の奥に存在するため、ここに効率よくエネルギーを伝えるには1064nmの波長が必要になります。

アレキサンドライト+YAGレーザーを１台に凝縮した、米国FDA他世界中の厳しい審査基準をクリアした、新世代の医療機関専用のレーザー機です。

アレキサンドライトレーザーは主にメラニンと反応するレーザーで、治療の対象となるシミやくすみ、毛穴のメラニン色素にレーザーを照射することで起こる熱エネルギーにより、シミやくすみの原因となっているメラニンを破壊するという治療です。
この治療方法により、シミやくすみ、毛穴の黒ずみを目立たなくすることができます。
また、アレキサンドライトレーザーは脱毛でも良く使われるレーザーなので、うぶ毛の脱毛にも効果があります。
YAGレーザーは、メラニンやヘモグロビン（血液の主成分で赤ら顔の治療のターゲット）、水分と反応するレーザーで、繊維芽細胞と呼ばれるコラーゲンを産生している細胞に熱刺激を与えることで働きを活性化させ、コラーゲンの産生を促し小じわを改善します。
また、毛穴に含まれる水分と反応し、エネルギーが熱に変換されることで毛穴の収縮を促し、毛穴の開きを改善させます。 ヘモグロビンとも良く反応するため、赤ら顔などの赤みの治療にも最適です。 さらに、メラニンにもよく反応するため、シミやくすみにも効果があります。特にアレキサンドライトレーザーを当てることができない、炎症後色素沈着が出来やすい肌質の方にもお勧めです。