ウィルス性いぼ(尋常性ゆうぜい)は手や足にできるいぼで、皮膚科では週1回〜2週に一度くらいのペースで、液体窒素で焼くという治療が一般的ですが、大人になると難治性の皮膚病として知られています。 | ||
ウィルス(ヒトパピローマウィルス)感染が原因で、いぼのある人から感染することが多く、また、一度どこかにできると、自分の体のほかの部位にも広がっていくことがあります。 | ||
※なお、指先や足の裏にできるいぼはほとんどがこのウイルス性いぼです。 |
当皮膚科では、このウィルス性いぼ(尋常性ゆうぜい)に対して、インターフェロンとブレオマイシンを使った注射治療を行っています。これまで液体窒素などの治療で効果が見られなかった方などを中心に、1000人以上の患者様に施行し効果を上げて来ました。 |
※希望される方に自費診療として行っています。 ※保険診療でのウィルス性いぼ(尋常性ゆうぜい)治療を希望の方には、液体窒素での治療を行います。 |
● | ブレオマイシンとは・・・ |
ウィルスのDNA合成を阻止する効果がある薬。いぼ部分に局所注射すると、数日後いぼ部分が角質の固まりとして脱落するか、一部血豆の様に黒く変色してから脱落します。 | |
● | インターフェロンとは・・・ |
がんやウイルス性肝炎の治療薬として知られる薬。いぼ周囲に、局所注射します。免疫作用をUPし、周囲からいぼウィルスの増殖を抑え込みます。 | |
これらの薬剤の局所注射時の痛みが強いため、あらかじめ局所麻酔の注射を行います。 |
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※ | 2〜3週に1回のペースで治療。(通常は2種類の薬剤併用で行います) |
※ | 1回の治療は5分程度、注射だけですので出血も無くテープ固定も必要ありません。 入浴を含めた日常生活に、ほぼ支障がありません。 |
※ | 現在この治療については、未成年者の場合
保護者の承諾がある場合でも行っておりません。 ご了承下さい。 |