皮膚科しみ取り治療

皮膚科で治療をする「シミ」は、大きく分けて2種類です。
一つ目は、加齢によるシミで「老人性色素斑」と呼ばれます。老人性と付いていますが、お年寄りにのみできるわけではなく、20代くらいから徐々にできはじめてくるシミです。 老人性色素斑
「老人性色素斑」
顔全体のシミなどはカサブタを作らずにマイルドに薄くしていく、フォトフェイシャルを用いてのしみ治療が適しています。
シミの一部が隆起してイボ化している場合などは、レーザー治療を行います。


二つ目は、体質によるシミで「肝ぱん(かんぱん)」と呼ばれます。 当皮膚科ではトラネキサム酸の内服+美白剤の外用+フォトフェイシャル+イオン導入をお勧めしています。 なお、レーザー治療は適しません。 肝ぱん(かんぱん)
「肝ぱん(かんぱん)」


しみ フォトフェイシャル治療

フォトフェイシャル ロゴ 安全性と効果に定評がある皮膚科の「フォトフェイシャル」
フォトフェイシャルは光で肌を美しくする、皮膚科医療の世界の最先端スキンケアです。フォトフェイシャルはシミ・ソバカスなどお肌のトラブルが気になりだした女性たちに、最適な美肌作りをサポートするスキンケアとして今注目されています。 しみ・くすみ・しわ・たるみ・毛穴開き・にきびやにきび跡の赤み・赤ら顔の治療にフォトフェイシャルは効果があります。
フォトフェイシャルは、IPLというマイルドな光による皮膚科の美肌治療です。 当皮膚科で治療中
フォトフェイシャルの光は、レーザー光ではなくIPL(さまざまな波長の光が間欠的に照射されること)というフラッシュライトです。 皮膚科のフォトフェイシャルで、シミ・くすみ・シワ・たるみ・毛穴開き・にきびやにきび跡の赤み・赤ら顔などの肌トラブルを手軽に改善することが可能。 当日お化粧をしてお帰りになれます。


しみ フォトフェイシャル治療

1. 麻酔をご希望される方へは、当皮膚科は塗るタイプのクリームによる麻酔()を行います。
2. フォトフェイシャルを照射します。痛みは輪ゴムで軽くはじかれる感じです。
3. 直後、軽度の赤みが出ることもあります。
4. 必要に応じクーリングします。
5. かさぶたができることはほとんどありません。お化粧をしてすぐお帰りになれます。
麻酔クリーム(フォトフェイシャル) ()麻酔クリーム 1回 \1,000(税抜)
麻酔のための所要時間30分






しみ レーザー治療
しみ レーザー治療の流れ

1. 非常に細い針でシミ部分に局所麻酔をします。この時だけチクっとします。
2. 炭酸ガスレーザーでシミを蒸散(アブレーション)します。
3. 茶色いシミの場合は、色素の残りを他のレーザーで消失させます。
4. 直後の状態は、近寄って見れば周囲よりその部分のみが白っぽくなっている程度、 陥凹はほとんどありません。小さめのシミなら当日から洗顔は可能ですし、とくに絆創膏を貼る必要はありません。
5. 1〜3日でかさぶたが薄くはります。かさぶたができたら、お化粧も可能です。
6. 1週間程度で絆創膏をはずすと赤みだけになり、陥凹も目立たなく回復します。
ただし赤みはお化粧でほとんど隠すことが可能です。
7. 1週間以内にかさぶたが取れると、赤みだけに。ただし赤みはお化粧でほとんど隠すこと可能です。
8. 1〜数ヶ月程度で赤みは薄くなります。
赤みが消えるまでの間、日焼けだけはお気をつけ下さい。
もしも外に出る機会のあるときは、絆創膏を貼り完全に遮光することをお勧めしております。
1回の治療は2〜3分程度、麻酔を行うので痛みもほとんどありません。




ただし、上記しみレーザー治療後、赤みが取れるまでの3ヶ月間は美白剤(ハイドロキノン)の外用とUVケアが必要です。また、術後3ヶ月は、日中は絆創膏を貼り、紫外線に当たらないようにして頂きます。このようなアフターケアがきちんとできない場合は、炎症後色素沈着のリスクが高まり、しみの治療跡がまた色素沈着になる可能性があります。

また、顔全体のシミなどはカサブタを作らずにマイルドに薄くしていくフォトフェイシャルが適しており、にきびのある方の場合はケミカルピーリングの併用などがお勧めです。自宅でのケアでのんびりとシミを薄くしたい方は美白剤の外用を根気よく続けることで効果があります。






肝斑のしみ治療

肝斑は、両頬に左右対称に浮き出るシミ。色がレバーの色に似ていることからその名が付いたとされています。 肝斑
「肝斑(かんぱん)」
ホルモンバランスの乱れなど、様々な原因説があります。また、「静かな炎症を伴うしみ」とも言われ、色素沈着の原因には体質的な慢性炎症がベースにあるという説も。
この肝斑のしみ治療には、トラネキサム酸の内服(※保険適応です)+美白剤の外用をお勧めします。
ただし内服薬は血液を固まりやすく作用があるため、継続期間は3ヶ月までです。
なお、治療効果を高めるには、フォトフェイシャルやケミカルピーリンクやイオン導入などを組み合わせることが有効です。


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