頑固なウィルス性イボには注射治療が有効です。
いぼの除去方法
注射によるウィルス性いぼ治療(自由診療)
ウィルス性いぼ/尋常性ゆうぜい
ウィルス(ヒトパピローマウィルス)感染が原因で、いぼのある人から感染することが多く、また、一度どこかにできると、自分の体のほかの部位にも広がっていくことがあります。
当院ではインターフェロンとブレオマイシンを使った注射治療を行っています。これまで液体窒素などの治療で効果が見られなかった方などを中心に、1000人以上の患者様に施行し効果を上げて来ました。
※希望される方に自費診療として行っています。
※保険診療でのウィルス性いぼ(尋常性ゆうぜい)治療を希望の方には、液体窒素での治療を行います。
※なお、指先や足の裏にできるいぼはほとんどがこのウイルス性いぼです。
※治療は日・火のみ行っております。
ブレオマイシン・IFN(インターフェロン)局注療法
- ブレオマイシンとは・・・
- ウィルスのDNA合成を阻止する効果がある薬。いぼ部分に局所注射すると、数日後いぼ部分が角質の固まりとして脱落するか、一部血豆の様に黒く変色してから脱落します。
- インターフェロンとは・・・
- がんやウイルス性肝炎の治療薬として知られる薬。いぼ周囲に、局所注射します。免疫作用をUPし、周囲からいぼウィルスの増殖を抑え込みます。
これらの薬剤の局所注射時の痛みが強いため、あらかじめ局所麻酔の注射を行います。
※ 2~3週に1回のペースで治療。(通常は2種類の薬剤併用で行います)
※ 1回の治療は5分程度、注射だけですので出血も無くテープ固定も必要ありません。
入浴を含めた日常生活に、ほぼ支障がありません。
いぼ治療と冷え性について
冷え性があると、血行不良により皮膚の温度が低下しやすいため、免疫が抑制されやすく治療効果が現れにくくなります。冷えのある方は、治療期間中は必ず冷え性対策をして下さい。
冷え性対策
- 血行を良くする効果のある漢方を内服する(当皮膚科で処方可能。)
- 治療部位全体を冷やさないよう、携帯用カイロなどを使い、1日中保温を心がける。
- 足は靴下を2~3枚重ね履きする。
- パンプスやサンダルなど足を冷やすものは履かない。
- 規則正しい生活、食生活を心がける。食事は「体を温めるもの」を意識する。
- 治療期間中はダイエット(食事制限)しない。
おススメ使い捨てカイロ健康法
冷え性の方は、冷えを自覚する部位だけでなく、からだ全体を温めることをお勧めします。 からだ全体の血行を良くすることで、さまざまなホルモンの分泌を正常化する効果があり、治療効果を高めることができるのです。 冷えの程度によって、下記のうち1~3ヶ所までを同時に温めて下さい。
- 首の付け根~肩(特に肩の凝り易い方に。長い靴下など、筒状の布の中に入れ、首にゆるめに巻く。)
- 腰(特に腰痛になりやすい方に。貼るタイプのカイロを衣類の上から。)
- 足首か足先(好みで選ぶ。ただし、両足に。)
※くれぐれも、低温やけどにご注意下さい。カイロが熱くなる場合、一度ハンカチで包んでから使用するようにしましょう。
ウィルス性いぼ注射治療の料金
現在治療を中止しております。 | 1ショット |
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ブレオマイシン注射 | ¥5,000 |
インターフェロン注射 | ¥10,000 |
※金額表示は全て税抜です。
※麻酔代は別途、掛ります。
※現在この治療については、20歳未満の方の場合 保護者の承諾がある場合でも行っておりません。ご了承下さい。
- お肌の情報サイトのご紹介
- ”美肌クリニック”の「皮膚科ドクターの美容医療体験記」も ご覧下さい。
この治療を医師自らが体験した効果の様子を体験記としてご紹介しています。 - ⇒足ウィルス性いぼ1 ⇒足ウィルス性いぼ2