保険診療 皮膚科一般当院で相談ができる皮膚症状の例

Case 皮膚の化膿→→→効果のある抗生物質を選ぶために

化膿した皮膚についている膿から分離した細菌を培養で増やし顕微鏡で見る検査で、原因である細菌の種類を調べ、効果が高い抗生物質を選択するための検査です。

治りづらい化膿の場合は、下記の検査を行うことをお勧めします。

A 細菌培養同定検査
(グラム染色)
原因菌を判明させ、効果が期待できる薬剤を数種類に絞り込みます。
B 薬剤感受性検査 培養した菌に、実際に上記数種類の抗生物質を投与して菌が死滅するかどうかを調べる検査。

この2種類の検査を1セットとして施行。所要日数 5日前後。

もしも原因菌に対して効果の弱い抗生物質を内服し続けていると、

  • 化膿している状態が長く続き、なかなか治らない
  • 抗生物質が効かない、薬剤耐性菌を生じやすい(近年、社会問題化しています)
  • 他の臓器への悪影響(例:肝機能障害や腸内細菌の乱れによる下痢、女性の場合膣カンジダの発症など) ・・・など、さまざまな問題が生じてきます。
なお、健康保険が使えるので自己負担は1500円程度です。

抗生物質とは

細菌の増殖を抑える薬のことを言います。
抗生物質は数多くありますが、いくつかのグループに分かれていて、例えば、「ペニシリン系」や「セフェム系」などとグループごとに名前があります。そして各グループごとに特徴があり、それぞれのグループごとに効果が出やすい菌がおおよそ判明してはいますが

  1. 化膿している傷が何の菌による化膿なのか、はその場では通常分からないものです。上記Aの検査を施行してようやく判明します。
  2. 抗生物質が効かない薬剤耐性菌が増えていますので、効果のある抗生物質がどれかは、上記Bの検査を施行してようやく判明します。

このように、①および②の理由から実際には“効果が期待できると思われる”抗生物質をまず処方し、上記AおよびBの検査をオーダーします。検査結果がでる5日後頃に、再度再診して頂き、経過によっては、A・Bの結果をふまえ抗生物質を変更します。

なお、ウィルス感染には抗生物質は効果がありません。

薬剤耐性菌とは

例:MRSA(メチシリン耐性ブドウ球菌。メチシリンという抗生物質が効かないブドウ球菌のこと。実際にはその他の多くの抗生物質も効かない。)が有名ですが、その他にも多くの薬剤耐性菌が生まれています。

薬剤耐性菌の発生を抑えるには

  • 原因菌に対し効果のある抗生物質を選択し、
  • 適切な量および期間、内服すること・・・が大切です。
逆に言えば
効かない抗生物質をだらだら長期内服すると薬剤耐性菌を生産することになります。

にきびなどでミノマイシン(抗生物質)を数ヶ月~1年も内服し続けている方が時々いるようですが、これも上記理由からお勧めできません。

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